触覚的存在/風景

触覚的存在/風景について
何も展示していない会場に個展のオープニングパーティーとして客を集める。
客はガランとした会場を不思議に思う中パーティーが始まる。

そこでパーティーの様子、客の姿をランダムでモチーフにして、会場の壁に描き写し/描き移していく。
そこから展覧会期10日間の中で壁に存在を移したモチーフを絵として完成させてゆく。
 

 まず自分がものを描き写す時のひとつの方法として、対象の輪郭、形を目でなぞり、捉えた感覚をそのまま右手のペン、筆で再現していくというものがあります。
画面に合わせて手がここだったとき足がここ、というバランス的なものよりも、描き写すということに関してもう少

し直接的な感覚を頼りに描くというものです。
(これは目をつぶり自分の横顔の輪郭を左手人差し指でなぞりながら、その捉えた触感を右手(ペン)で同時に再現していくという模索のドローイングからヒントを得ています。)
この、目で捉えた対象をそのままなぞるように線で再現していくときの目、右手の両方の感覚を触覚的として、その場に存在した対象を触覚的に捉え、触覚的に壁に体現し存在させる、ということ、そしてそういった存在だけが壁に残り、一つの風景となる、ということから触覚的存在/風景としたものです。 

Imaginari Drawing 

Spring,​2009 at CAI02

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