THE BEGINNING
Exhibition of Hybrid Generation
2011年3月16日(水)-3月27日(日)
札幌PARCO新館5F
共催:THE BEGINNING実行委員会 / 札幌ビエンナーレ・プレ企画実行委員会
特別協力:北海道新聞社
協賛:豊栄建設株式会社 / 札幌PARCO
企画・制作 : RAW PLAN /
ドゥヴィーニュ仁央(WG)
プロモーション:蔦洋平(ファン株式会社)
キュレーション: 中村一典(RAW PLAN /
TO OV Cafe) / 木野哲也(RAW PLAN / MAGICAL CAMP)
キュレーション協力:NPOラポラポラ
サウンド・ディレクション: DJ GAK(synapse/orbit musiq)
in motion / 画面上の時間を補おうとする直線
この絵は人体の運動を表すことにより、
画面の中においての時間の経過
を感じるものにしたいと思ってつくったものです。
そしてその時間が効果を生むことに
期待しています。
それは等身大にしたモチーフに
鑑賞者が体を合わせ
体感、体験できるというものです。
モチーフは突然世界に体を現し、
勝手に走り出し飛び込み消えてゆく。
画面の始まりと終わりをフェードイン、
フェードアウトさせることでその行為
を現象的に思わせるという意図があります。
走る、ジャンプするといった人間の行為はどこにでもあるもので、
その一つがたまたま壁に浮き上がったか、切り取ってきてここに写し描いたという考え方をとっています。
どこにでもある人間の行為
、存在にとっては一つの現象だからこそ
鑑賞者は自分の体とモチーフを重ね合わせ体感的に絵を感じることが
できるのではないかと考えました。
この絵の大きなテーマである時間の効果というのは実は単純で、鑑賞者は右から左へと走り出す絵を追いかけていきます。
音楽では1秒目と10秒目に
流れている音が違うように、
絵画上でも鑑賞者が目を使って
時間を作り絵を感じていきます。
そのときにそれがスムーズに行われるよう
運動の残像や軌跡を表す直線を描き足していきました。
遠目で見ると大きな物体(何かわからない)に見え、近づいて行く中で人体というモチーフに気づき、気づけば運動の中に入っていくということも
”モチーフに体を合わせ体感する”ということの手助けをしています。
これらのヒントから
in motion (鑑賞者は運動の中に)
/ 画面上の時間を補おうとする直線
という題名にしました。
制作は3月8日から15日までの期間の中で約4日間程かけて行いました。
モデル 東海林靖志(瞬project)